緊急ささえあい基金 2020年度(2020年4月~2021年4月8日)給付実績のご報告
2020年4月16日に開始後、2021年4月8日まで1億2千万円を超える支援金をいただきました。
基金は、公的支援に繋げる受け皿として、新型コロナ緊急アクションによる駆付け支援に使わせていただきました。
新型コロナ災害で住まいや仕事を失ったり、収入が激減したりして生活にお困りの方から「死にたくないけど死んでしまう」というようなSOSを受け、その場に駆け付け、生活、住宅相談やその後の生活保護の申請同行やアパート入居支援等を行いました(約830万円)。
仮放免者などの住民登録のない外国人にも大きな災害が広がっています。仮放免者は、原則、就労が禁止され、また住民登録もできないため福祉制度が利用できません。今まで家族、コミュニティ、支援団体、宗教施設などに頼って生活してきましたが、支援者側がコロナ災害の影響を受けて支援が難しくなり、仮放免者はより追い込まれた状況に直面しています。国の支援を受けられず生活に困っている仮放免者などの外国籍の方への支援を行いました(約4,100万円)。
その他にも、年越し大人食堂など各所で相談会を開き多くの方の支援に使わせていただきました。残金の約6,200万円は次年度の給付事業に繰り越します。