「無責任な追い出し」新宿区、ネットカフェ難民にホテル延長可能と伝えず

東京新聞6月5日付

新型コロナウイルスの影響でインターネットカフェなどが休業し、居場所を失った人に東京都がビジネスホテルを提供している救済事業で、新宿区がホテル利用者に滞在期間を延長できることを伝えず、五月末に退出させていたことが分かった。支援団体は「生活困窮者を無責任に追い出した」と批判している。 (中村真暁)

新宿区で炊き出しや相談支援をしている認定NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」の大西連理事長は「収入や所持金も把握しないまま、結果的に追い出している。責任を持って次の段階まで伴走すべきだった。ネットカフェや路上で過ごしている人もいるかもしれない」と指摘している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です