「解雇され住まい喪失」悲痛なSOSが続く!

●今晩も住まいを喪失した方が待つ**駅に向かった。コロナウイルス感染影響で働いていた店舗から解雇され二週間も路上で暮らしていた30代前半の男性だった。所持金は900円、アンブレラ基金からの緊急宿泊費を渡した。地方から上京した彼はずっとネットカフェで暮らしながら働いていたという。先週からはじめた緊急宿泊支援の活動、全員が30代から40代だ。生活が厳しくても単身世帯には公営住宅に入居させない。家賃補助もない「居住貧困」政策の結果が今日の大量の路上生活者を発生させたのだ。
●彼は「無事にビジネスホテルに泊まれました。明日、区役所に生活保護申請に向かいます。」とメールをくれた。今は無事にビジネスホテルで疲れきった身体を温めながら寝ている事でしょう。一方で私の元にはあちこちの自治体で「生活保護申請が受付されない。」「拒否される。」「他の自治体にいってほしい」このような対応がされているとの情報が届きはじめた。
●今日は私の元に3名の方からSOSが入る。自主避難のお母さんの友人が住居を失っている。所持金を聞くと生活保護の要件範囲内だ。すぐ区役所に相談に行ったらたらい回しのあげく申請が受理されなかった。金曜に区役所に同行する約束をした。所持金900円の男性も生保申請が受理されるか、受理されても劣悪な無料低額宿泊所に送られては最悪だ。
明日の結果を彼から報告を聞いて生保申請の結果を聞いたうえで申請同行もおこなう。
このような対応の連鎖が起きれば、少ない支援者では対応しきれない。
●他にも北関東で自主避難しているシングルマザーのお母さんから悲痛なSOSが届く。電話したら落ち着いてくれた。民間賃貸家賃補助打ち切りで生活が厳しい。職場での就労は続いているが対面仕事で「濃厚接触」の恐怖でノイローゼ寸前だという。
●今日は最後に都内のカプセルホテルに向かう。マネージャーと話をした。「倒産するのは時間の問題」だという。2000円程度なので、ぜひ住居を喪失した方に使ってほしいという。あちこちで大変な事になっている。帰宅後、明後日の「コロナ災害緊急アクション」省庁交渉の準備と大量のメール対応と返信 大変な日々が続いている。(瀬戸大作・4月13日)

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